おおらかな木の家には
人の生き方を変えるチカラがある(ような気がする)。
そこで、木の家に住んでいる人にこんな質問を。
「木の家に住む前と、住んでいる今。
なにか、変わりました?」

一緒に考えて工夫するようになりました

埼玉県

Wさんご夫婦 前編

Wさんご夫婦

ご主人・奥さんのふたり暮らし。ペットは、猫のブラッキーと文鳥のマッシュ、インコのマックス。2年半前、郊外にWONDER DEVICEを建築。

「きのいえ以前。夫婦それぞれ違う住まい観を持っていました」

木の家に住む前は、どんな住まい、暮らしでしたか?

ご主人:私は、都内の集合住宅に暮らしていました。都心に勤務しているのですが本格的なリモートワークになる前で、電車通勤には便利でした。妻とはもともと趣味の車の会で出会ったのですが、結婚をすることになり関西から引っ越してきてくれたんです。

奥さん:そう。ずっと関西で暮らしてきたので、まだ関東には慣れていない(笑)。以前は、自分で建てた注文住宅で暮らしていました。スペインっぽい雰囲気が好きなので、白いタイルをふんだんに取り入れて、部屋数もあるような。今の住まいとは逆の方向性の家でしたね。

ご主人:関東から関西へ8時間くらいかけてドライブ旅をしたり、ふたりとも車好きでキャンプ好き。自然のなかでのんびりするのが心地いいので、新しく建てる家もそんな雰囲気の家がいいよね、と話していました。

20年以上前からBESSを知ってくれていたご主人。「ゆっくり楽しんで生きていける家」がいいと、WONDER DEVICEを選んだ。スケッチを何十枚と描いて、長年の夢やイメージを実現した。

「きのいえ以後。一緒に考えて工夫するようになりました」

奥さんにとっては、以前とは違い今は部屋数が少ない造りですが、いかがですか?

奥さん:この部屋はなんの部屋、と決まっていない分、暮らし方をフレキシブルに変えられるのが楽しいですね。たとえば、夫がリモートワーク中心になったため、家で一緒に過ごす時間が増えたんですよ。私は料理が好きで、ずっとキッチンにいるんですね。最初は、1階の土間をワークスペースにしていたんですが、お互い存在が気になる。途中で、ワークスペースを2階に変えてもらいました(笑)

ご主人:かわりに、土間にソファを置いてリビングにしました。模様替えをけっこうするんです。ダイニングの大きなテーブルの向きを縦にしたり、横にしたり。

奥さん:夫の実家が近く、義両親や義妹家族がよくごはんを食べにきてくれるんです。人を呼ぶのが好きだから、寛いでもらえる場所、座れる場所をいっぱい作りました。

土間にデスクを置いてワークスペースにしていたが、今はソファを置いてゆっくりくつろげるリビングに。ミニソファをいくつも置き、総勢9名を超える来客でも、余裕でもてなせる。

階段をのぼってすぐのスペースをワークスペースに。

リモートワークが主になり、通勤は週に数回というご主人と、家にいるときはキッチンでパンやお菓子のレシピ研究をしているという奥さん。吹き抜けを通じて互いの存在をなんとなく感じられる、距離感が心地いいとか。

奥さん: 2階の大型収納も気に入ってますね。家中の収納をここに集約したんです。ドラマ「Sex and The City」に出てくるキャリーの家のイメージで、パッと見て、なにがどこにあるか全部見渡せるようにしたんです。

ご主人:今はクローゼットの入り口はカーテンにしてるんですが、DIYで扉をつけようかな。この家は、こんなふうに考えながら作っていける、やりたいことを見つけさせてくれる家ですね。

ワークスペースと隣接する寝室。縦に長い間取りを生かして、奥さんの趣味であるトレーニングルームにもしている。

埼玉県 Wさんご夫婦 後編

WONDER DEVICE

WONDER DEVICEは、暮らしを楽しむための装置。