程々の家で叶える、ごく自然体の暮らし

Tさんご家族

エリア:和歌山県
シリーズ:程々の家
居住年数:約10年
家族構成:4人

趣のある外観に、落ち着きのある内装。BESSの数あるラインナップのなかでも、もっとも日本人心を掴み離さない「程々の家」。実家のように温かみがあって居心地がいいけれど、今っぽさもある、絶妙な均衡が保たれたお宅でした。

昔からここにあるようで、新しさもある、色褪せない家。

— このお家との出会いについて教えて下さい。

もう10年前の話になりますが、長女の出産で2DKのアパートでは手狭になるというのが家探しのキッカケでした。
当初は「木の家っていいな」と思っていたくらいで、特に住みたい家のイメージもなかったので、なんとなく住宅総合展示場に行ってみて「まあ、こんなもんかなー」と……決めかけていたんです。

そんな矢先、母親がこの家(BESS 程々の家)の折込チラシを持ってきて、これまで見たことのないタイプの家だったので、ものは試しにとBESSのLOGWAY(展示場)に行ってみたんです。

— どんな印象でしたか?

2人とも一目惚れでした。なので即決!

なんとなくですが、一般的な新築住宅だと、時間が経つにつれて褪せて見えていく気がしていて、逆にこの家はそもそも古くから建っていたような佇まいなので、この先何十年経っても色褪せそうにないのが魅力的だなぁと。

重厚感がありながら入りやすい雰囲気も併せ持つ、所邸らしい玄関。奥様がハンドメイドしたリースが柔らかい空気を演出している。

—この家に住みはじめて変わったことはありますか?

もともとアンティークのものが好きだったので、この家は合いそうだなと思いました。kinari(@kinari_w)というハンドメイドブランドを始めたのも、じつはこの家がキッカケなんです。

ものづくりをする空間としても相性が良く、当時は育児で家にいる時間が多かったので、趣味の一環として始めたのですが、いつしかハマってしまいました。

家のいたるところに奥様のハンドメイドアイテムが。手作りのものだからこそ、この家と馴染みやすいのかも。

自然の光で読書ができる居心地のいいリビング。和テイストの内装のなかで、観葉植物のグリーンが絶妙なアクセントに

— お庭に小屋がありますが、どうされたのですか?

SNSで見つけた小屋が可愛かったので、ホームセンターで木材を買ってきて、見よう見まねでイチから作りました。友達に手伝ってもらいつつ丸3日かかりましたね。趣味の釣り道具やD.I.Y.道具を収納しています。
でも、もともとD.I.Y.好きだったわけではないんです。趣味も遊び方もだいぶ変わりました

住宅地にありながら山小屋のような雰囲気。エントランスにクルミ殻を敷いたりとガーデニングにも余念がない。

小屋の向かい側にあるアーミーグリーンのコンテナには、キャンプギアが収納されていた。

人の手が加わったモノに惹かれてしまう。

―インテリアにもこだわりがありそうですね!

その辺は妻に任せているので(笑)
人の手が加わったモノや家具がすごい好きで、アフリカンだったりアジアンテイストのモノだったり、そういうのを格安で探してインテリアに取り入れています。とはいえ、売り物かどうか分からないものでもビビッと来たら交渉しちゃうので、出会いも大切ですが(笑)

友達や親戚が家に遊びに来ることが多いのですが「この家に合いそう!」といって、使わなくなった古い家具を持ってきてくれることもありますね。そういったものを塗り直して使ってます。

流木と布でカーテン風にアレンジしたアジアンテイストな玄関窓

2Fのロフト部分は第二のリビングとして。お友達家族が遊びに来たときに子どもたちのプレイスペースになるんだとか。奥に見えるタンスは、ラベンダーカラーだったイケア製を黒く塗って使用。インテリアに統一感をもたせるため、もともと黒く塗るつもりで購入したのだとか。

こちらは妹の和凛ちゃんの部屋。机や椅子、棚として使っているベンチまで、質感が統一されていた。

人とのつながりや素材そのものを、自然体で楽しむこと。

―BESSの家(程々の家)に住んで良かったと思うことは何ですか?

木の家なので、裸足で歩いても冷たくないところとか、間仕切りが少ないので空間が広く使えて繋がっている感覚が強いというか、家族がひと目でどこに居るかわかるというのは大きいと思います。

2Fのロフトから1Fをのぞくと……。吹き抜け下にソファを配置することも、家族の繋がりを感じさせる効果的なポイントなのかも。

近代的な暮らしではなくて、人とのつながりとか、素材そのものを自然体で楽しむ感覚が、私たちにも合ってるかなーと思います。あまりチープな家具は置けないなーとか、少しだけ家に合わせているところもありますけど(笑)

―やはり家とリンクする感覚って大事なんですね。

ボクはこの家に対して、自然と愛着がわいてきたことに驚いています。
外壁やデッキの色を塗り直したり、定期的にメンテナンスが必要なので、最初は面倒くさいと思っていたんですが、長く住むにつれて「そろそろ塗り直してあげないとな」と考えるようになってきました。

それを毎年家族みんなでやるんですが、家族と家とのコミュニケーションを深めている感じで、とてもいい機会だなと思うんです。

お庭で焼き芋を作って、マシュマロを炙って。2人の自然な笑顔を見ているだけで、ほっこりした気持ちになる。

記事出典元:GO OUT WEB 2020.03.13

この記事の家

程々の家

程々とは、絶妙なるバランス感覚。
どちらかに偏り過ぎることもない、懐の深さ。
この家は、造り過ぎず、飾り過ぎず。
そこに「程々の家」の心意気がある。

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