旅と料理が好きな善紀さん。インテリアと手芸が好きな麻衣子さん。
「家を建てるなら木の家がいい」と、麻衣子さんの子どものころからの希望を叶えたのが2年前のことでした。
「昔から、ログハウスへの漠然とした憧れがあったんです。でも、結婚してしばらくは都心の集合住宅で住んでいたので、実はそんな思いも忘れてしまっていて。家を建てるとなったときに、いくつかモデルハウスをみるなかで、木が持つあたたかさ、壁に棚などをどんどんつけても、子どもたちが走り回ってキズがついても気にならないようなおおらかさって、やっぱりいいなあと、憧れていたことを思い出したんですよね」
子どもの頃から憧れていた木の空間
今回のワタシ:茨城県 S家のご夫妻
こんな暮らしがしたい、という夢は、人それぞれにあるもの。
この連載では、大きな夢から小さな夢までいろんな人に
「自分が決めた、こだわり・思い入れのある場所」をインタビュー。
十人十色の「ワタシの場所」を紹介します。
今回のワタシ
夫・善紀さん、妻・麻衣子さん、長男(8歳)、長女(5歳)の4人暮らし。
今回のワタシは、善紀さんと麻衣子さん。
「ワタシたちが決めたのは、
アクセントカラーの青色です」
できあがったのは、床、壁、天井すべてに木がふんだんに使われた家。インテリア好きなため、こだわった場所はたくさんあったと言いますが、いい思い出になっているのはキッチン背面の壁を塗装したこと。「木の空間になにかアクセントになるような色が欲しかったんです。最初から、水色系の壁にしたいと決めていました」と麻衣子さん。
同じ塗料を使っていても、薄め方や重ね塗り次第で色の違いがでるそうで、いろいろな調合をしたなかからピーコックブルーをセレクト。青と緑の間のようなニュアンスのある色で、パッとキッチンを明るく見せてくれます。
「本を飾る場所がほしい」とブックラックを兼ねている引き戸も同系色の青色に。これはワンダーデバイスのオプションで、こちらの色も、ブルー、オレンジ、黒板タイプの3色あるうちから爽やかなブルーを選びしました。
「ふたりとも壁にいろいろ飾りたいタイプなんですよね。壁に穴を開けて棚をつけたり、色を塗ったりと、賃貸のときにはできなかったことを楽しんでいます」(善紀さん)