Vol.18

手でさわれる正直●●

先日BESSのモデルハウスに行ったら、ハンモックがブラ下がっていました。誘われるようにふわ~っと横になると、目の上には、縦横に走る梁。
そういえば天井板は?江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」を愛読する私としては、単純に「なんで?」とハテナマークが浮かびました。それ以来、頭の中の梁に?マークがブラ下がったままです。スッキリさせてください。

BIGFOOTBOY

エーッ? アレー? ナニィ?… 世間の川は底まで見通せる清い水が流れているなんて思っちゃいないけど、それにしても、今日この頃のニュース、隠蔽に上塗りにヤラセ…感嘆詞じゃなくって嘆詞が連発される毎日だけど、こんな時勢だからこそ、表も裏もない、(かぶ)せ物もメッキもない、アッケラカ~ンとしてデ~ンとした、言葉で言えば…たぶん、「正直」!そう、古めかしい、道徳然とした言葉だけど、今ほどこの「正直」という価値観が求められ、見直されるべき時はないんじゃないかな。それも、抽象的、観念的な「正直」じゃなくて、手でさわれる●●●●●●「正直」、お~い、どっかにないか!
そんな思いに答えるのが、BESSの家の構造、名付けて「正直構造」。横積みにして太いログがそのまま壁になって家を支えるログハウス。天井板で隠さず、がっしりした梁が走る「あらわし天井」。ドームハウスの球面に浮き上がるいくつもの三角フレーム――家の骨組みは、隠さずあえてそのまま表に見せる。それがBESSの家づくりの信条。叩いてもブラ下がってもビクともしない頑とした「正直」がここにある!「正直」のどこかいいかって?天井板で(おお)わないから、高さがあって開放感たっぷり。シンプルでメンテナンスしやすい上に、構造体の力強いフォルムが空間に気持ちいいアクセントを付けてくれる。

屋根裏の散歩はできないけれど、代わりに、梁を伝って空中散歩!
その方が腕の力もついて、健康にもいいと思うよ。

「吐露byBESS」
啄木鳥通信で連載中!

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