「吐露byBESS」、啄木鳥通信で連載中!
この「吐露byBESS」は、BESSの季刊誌「啄木鳥通信」でも連載中です。
「吐露」のほかにも、BESSにつながる特集記事や、商品開発の裏話など、BESSの新たな一面が発見できる、読み応えたっぷりの記事が満載。全国の展示場で登録していただくと、毎号ご自宅にお送りいたします。ぜひ、お近くの展示場でお申し込みください。
Vol.33
♪授業中あくびしてたら、口がでっかくなっちまったあ、居眠りばかりしてたら、もう目が小さくなっちまったあ・・・ってRCサクセションの「トランジスタ・ラジオ」の歌詞じゃないけど、ホント、おいらの学生時代も、先生の声を子守唄代わりに、前の日の夜ふかし(ナニしてたかって? 聞きっこなしだよ)のたたりからの回復に、一心不乱に努めていたもんだったなあ。中でも、すーっと気持ちよく夢の世界へ入っていけるのは、古典の授業。程よく抑揚の
「すべて、何も皆、事の整うりたるは、悪しき事なり。し残したるを、さてうち置きたるは、面白く、生き延ぶるわざなり(何事も、事が整っているのは、悪いことである。し残したものを、そのまま放ってあるのは、面白く、長生きする秘訣である)」(「徒然草」八十二段)
BESSの家は、なんか完成されてないような感じがするって? ありがとう! 兼好法師の深~い言葉じゃないけど、BESSの家は、あえて未完成の面白さを大事にしている。無垢の木の家だから、節もあれば、ひび割れもある。仕上げ材がすいたり、不均一だったり。傷ひとつなくピーンと張りつめた状態を“完成品”というなら、BESSの家は百点満点の優等生とは程遠い“不良”の家かな。だけど、ラフだから、壁に釘を打って棚を取り付けたり、クライミングウォール仕様にしてスパイダーマンに変身したり、太い梁にハンモックぶら下げたり・・・未完成だから気軽に手を加えられて、少しずつ自分流に仕上げていくことができる。次から次とやりたいことが生まれて、生きていく楽しみが拡がっていく。
――不具なるこそよけれ。そんな“未完の美学”をカタチにしたBESSの家で、「面白く、生き延び」てもらえると、いとどうれし。
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