
好きな家で暮らす今が一番幸せ。程々の家で叶える「ちょうどいい」セカンドライフ
Yさんご家族
エリア:千葉県
シリーズ:程々の家 七色
家族構成:4人
子育て後の25年間は、「好きな家」で暮らしたい
千葉県北西部のベッドタウン。緑豊かな住宅地を抜けていくと、「程々の家」の大きな甲羅屋根が迎えてくれます。黒茶の落ち着いた色合いが田園風景と調和する、Yさんご家族の住まいです。

母の久美子さんと息子の颯河(さすが)さん、娘の雅(みやび)さん、孫の惺凪(せな)くんの3世代、4人暮らし。愛犬のちび太くんとくーちゃんも大切な家族
Yさんご家族がここに「程々の家」を建てたのは3年前。それまでは賃貸アパートに住んでいたそうです。
「生まれてからの25年間は実家で暮らし、次の25年は子どもたちと過ごしてきました。50歳からの25年はどこで暮らそうかな……と考えていたとき、『好きな家に住めば』と息子が背中を押してくれたんです」と久美子さんは振り返ります。

息子さんが久美子さんの誕生日に贈ったストーブは、程々の家に引っ越してくる前から使っているそう。「この家にも、不思議とぴったり合うんですよね」
息子さんの言葉をきっかけに、「私が好きな家って、どんな家だろう」と考えるようになったという久美子さん。思い浮かんだのは、数年前、何気なく立ち寄ったBESSのLOGWAY(展示場)のことでした。
「若い頃、設計事務所に勤めていたことがあり、BESSの存在はもともと知っていました。LOGWAYで実際の家やパンフレットを見た中でも、『程々の家』が特に気になって。BESSの家は、フルオーダーの注文住宅ではなく、基本のモデルが決まっている規格住宅ですよね。それでも、こんなにこだわった家が建てられるんだ、と印象に残っていたんです」

モデルチェンジを経て、進化してきた程々の家の歴代パンフレットも、捨てずにコレクションしているそう。家が完成してからも、ときどきめくってみるのだとか
「そう言えば実家の父も、程々の家みたいな、落ち着いた和のテイストが好きだったなあと思い出して。木を使ってものを作ることが得意な人だったんです。木の家っていいなと思って、BESS以外のハウスメーカーの展示場にも足を運びました。でも、何か違うんですよね。確かに素敵だけど、『私の好きな家』はこれじゃない。直感的にビビッとくるのは、やっぱり程々の家でした」

光と影が調和する内装に、久美子さんや両親が集めた家具や調度品が、しっくり馴染んでいます
一人暮らしをするつもりで家を建てたら、家族みんなが集うように
「子どもたちが独立したら、いずれひとりになるから」と、サイズはすっきりとした間取りの「七色」を選びました。
完成した家を見た娘さんは、「一軒家に住めるんだ」とワクワクしたそうです。「当時、家を出るためにお金を貯めていたんですけど、完成した家を見て、しばらく一人暮らしはやめようかなって(笑)」
息子さんは毎朝早起きして、都心の勤務先まで通っています。「多少通勤に時間がかかっても、ここに住み続けたいです。本当に居心地がいいので」
こだわりが詰まった家の中でも、家族みんなのお気に入りは、庭に面した大きな窓とウッドデッキだそう。
「仕事から帰った後、わんこ達を膝に乗せて、日が沈むのを眺めながら1杯飲むのが最高なんです」(久美子さん)
「私は朝、仕事へ行く前にデッキでコーヒーを飲む時間が好きですね」(娘さん)

庭に面した窓は大きく。お孫さんの日光浴にも、ウッドデッキが活躍しています
半年前に娘さんの子どもが生まれ、家族はますます賑やかになりました。
「程々の家には、家族が集まる、帰りたくなる魅力があるのかもしれないですね」と久美子さんは顔をほころばせます。久美子さんの一人暮らし計画は、どうやらしばらくお預けになりそうです。

ソファに腰かけ、四季折々の庭を眺めるのが大きな楽しみ

2階には、お子さんたちの部屋、吹き抜けに面したロフトがあります
年を重ねたからこそ、この土地の良さがわかるようになった
Yさんご家族が新居を構えたのは、ご主人の実家近くにもともと所有していた土地の一角。親戚が多く住んでいるエリアです。
「結婚して間もない頃、このあたりに住んでいた時期もあるんです。でも、20代の私には、まだこの土地のよさがわからなかった。小さい子どもがいる間は、近くにコンビニや大きなスーパーのあるアパート暮らしが快適で。ここは畑ばっかりで何にもないから」と久美子さんは笑います。

春から夏、緑に包まれるYさん邸(YさんのInstagramより)
「今の年齢になったからこそ、この土地の良さがわかるようになったのかもしれないですね。『雑草が伸びてるね』なんて近所の人に声をかけられるのも、『心配してくれているんだなあ』と素直に受けとれるようになりました」(久美子さん)
家の前の畑は、家庭菜園として近隣の人に貸し出しています。夕方、仕事から帰宅すると、玄関先に畑で採れた野菜や花が置かれていることも珍しくないそうです。

採れたて野菜のおすそ分け(YさんのInstagramより)
「近所のおばあちゃんに教わって、たくさんある野菜を漬け物にしたり、手作りのお味噌を分けてもらって『私も挑戦しようかな』と思ったり。そういう時間が、今はすごく楽しいです」(久美子さん)

久美子さんのお母さんが集めた器も、程々の家で活躍しています。カウンターや棚は久美子さんの自作

お孫さんは、ご近所でもアイドル的な存在。たくさんの人とふれ合って、表情豊かに成長しています
「今の暮らしがベスト」 程々の家で楽しむセカンドライフ
程々の家で暮らし始めて、久美子さんはDIYに挑戦するようになったそう。家を建てるときに余った木材も活用して、物置小屋も自作したというから驚きです。
「昔、父が作っていたのを思い出して、見よう見まねでやってみたら楽しくて。居間のテーブルは前の家でも使っていたものなんですが、表面を削って、程々の家に合わせて塗り直しました。隣町に住んでいる弟家族も巻き込んで、みんなでわいわい作っています」(久美子さん)

古いパレットを再利用して作った物置小屋
休日の過ごし方も、大きく変わりました。
「アパートに住んでいた頃は、休みの日にショッピングをしたり、旅行をしたりすることが多かったんですが、ここに引っ越してきて、出かける回数が減りましたね。料理やDIY、庭の手入れ、とにかく家でやりたいことがたくさんあって」(久美子さん)
「確かに旅行しなくなったね。庭でバーベキューをしてアウトドア気分を味わえるから、キャンプに行く必要もないし」と娘さんも頷きます。
愛犬を通じて仲良くなった友達や、以前はあまり交流がなかった親戚も、程々の家に引っ越してから、頻繁に遊びに来るようになったそうです。

広い敷地内には、久美子さんが「犬友」と一緒に作ったドッグランも
「程々の家は、大きなおもちゃみたいだなって思うことがあるんです」と久美子さん。
「BESSの家には、そのままでも十分暮らせる基本の形があり、その上で、好きなように手を加えていく楽しさがあります。それぞれのステージに合った選び方があると思うけど、ある程度時間に余裕がある50〜60代の人にとっては、『ほどほど』に楽しめる、ちょうどいい家じゃないでしょうか」

温暖な千葉では珍しい、雪の朝(YさんのInstagramより)
最後に、Yさんご家族がこれから程々の家でやってみたいことを教えてもらいました。
「先輩たちに教わりながら、畑仕事に挑戦してみたいです」(息子さん)
「いろんな人とふれ合えるこの家で、のんびり子育てを楽しみたいな」(娘さん)
「私にとって、今の暮らし方がベストだなと感じています。家族と一緒に、この調子で日々を過ごしていけたら最高ですね」(久美子さん)

この記事の家

程々の家
程々とは、絶妙なるバランス感覚。
どちらかに偏り過ぎることもない、懐の深さ。
この家は、造り過ぎず、飾り過ぎず。
そこに「程々の家」の心意気がある。